プリントスでチェキ作り
桜の満開も目前。
暗くなるのがすっかり遅くなり、時間感覚が狂ってきたことで季節の移り変わりを感じる…
春の花や暖かい気候からではなく、今年はそんな春の迎え方をしてしまいました。
数年前に購入した『プリントス』というアイテム。
スマホの画面をチェキフィルムに写すことのできる、電力不要のシンプルで面白いアナログなプリントマシーンです。
上手く写すには中々コツが要るようで、公式ホームページからYouTubeなど色々調べ、今までに何十枚もプリントして来ましたが、暗くなり過ぎてしまったり逆に白く飛んでしまったり…未だに安定して写すことができていません。
今回はずっと切らしていたチェキ用フィルムを買い足したので、実験も兼ねつつ久し振りに色々プリントしてみようと思います。
先ずは3年前に行った横浜旅行のお気に入りの写真。
シャッターを押したら、つまみをネジネジ巻いてフィルムを排出。
簡単なようでいて、撮る場所や使うスマホによってかなりイメージが変わるのが難しいところ。
いつも暗くなりがちなので、早速数パターンお試しプリント。
明るすぎず暗すぎない場所でのプリントがおすすめのようでしたが、どれも良い感じです。
多少の色味や明暗に違いはあるものの、好みの範囲内でしょうか。
これ以降のチェキは「日中の明るい窓辺」でプリントしていきます。
お次は三重旅行の際に夫婦岩前で撮った写真。
チェキなので全体的にレトロ調にはなるものの、こちらは元の写真よりかなり暗め!
黒い部分がしっかり出過ぎてしまっているような感じですが、こうも暗いとリアリティがあって何だか面白くなってきます。
この時に撮った写真はどれも同じように暗くなってしまったので、恐らく元の写真が西日で光の明暗が激しかったことが原因のよう…。
と言うことで、似たような雰囲気だけれど光の差し込みが違う2枚の写真をプリント。
数年前、ネモフィラの前で撮った写真です。
2枚目の方が右側に強めに光が入っているのですがプリントしてみるとそんなに変わらない…?
光の差し込みは違いますが、写真自体が同じ環境の同じ場所で撮影したものだからでしょうか。
全体的に明るめのお花見の写真。
桜の花弁が明るくピンク色は飛び気味ですが、これも良い感じ。
ゲシュタルト崩壊を感じてきたので、じわじわと浮き上がってくる写真をのんびり眺めつつ気分転換…。
浮き上がったこちらは庭で撮った写真。
左はスマホに写っている写真そのまま、右が写真自体の彩度や色温度を上げる編集をしてからプリントしたものです。
以前別の写真を編集してプリントした際はそんなに変化が見られなかったのですが、今回は暗くなりすぎずに写りました。
写真自体の明暗の差をなるべく抑え、レトロ調になってもぼんやりし過ぎないよう多少彩度を上げ気味に編集してから映したものが、今回1番自分のイメージに近い仕上がりにプリントすることができた気がします!
以前描いたイラストだったりも試しにプリント。
こうして見ると、四方の影の入り方がわかりやすいですね。
シャッターの際にブレさえしなければ、ブタクサイラストのくま達の表情が分かるくらい細い部分もしっかり映せていました。
そして『プリントス』の面白いところの一つが、2枚の画像をフィルターのように重ねてプリントできること。
実は今まで試したことがなかったので、今回はこれもやってみます。
ベンチの写真に、素材用に撮っておいた花の写真を重ねてみました。
花の白い余白部分がしっかり写ってしまいぼやぁ〜とした仕上がり。
そりゃそうか!と納得したので今度は暗めの写真で実験します。
横浜旅行のホテルで撮った写真2枚の組み合わせです。
中央付近は白がしっかり写り、こちらはイメージ通りの怪しい雰囲気に仕上がりました。
コラージュなどに使うなら通常のプリンターで印刷したものの方が薄く扱いやすいのですが、実物を見るとやはりフィルムならではの質感に惹かれてしまいます。
ハンドメイドイベントなどで白くま茶くまの写真や作品の写真などをガーランドにして飾ったら面白いかも!と購入した物でしたが、中々使いこなせない、シンプル故に奥が深いプリントマシーンです。