ドールのアイホールヘッド作り
以前ブログで書いた自作デカールで作成したロングヘアーのオビツ11さん
(『ドールヘッドの顔作り』https://kakukuma-zakka.hatenablog.com/entry/2019/10/25/173040)
ついにこの子をアイホールヘッド化致しました!
手順などは『PARABOX』さんのホームページにあるドールカスタム講座の「ウィッグ作り ヘッドの削りなど その他のカスタム」ページを参考に進めます。
YouTubeに動画もあるようなので初心者には大変に有難い教材です。
今回のロングヘアーさんは植毛ヘッドなので上級者向けのようですが、めげずに挑もうと思います。
細かい手順は先述のドールカスタム講座にあるのでざっくりした流れのみですが、宜しければご覧ください。
⚠︎ これより下はドール作業工程のため首だけのドールや瞳の写真が複数登場します。ご注意下さい。
①ヘッドのカット
まず植毛の部分や髪を切ってしまわないように、慎重に頭をカットします。(写真ではバラバラにならない様にカットした頭を固定しています)
元のデカールイラストを参考に瞳の部分を切り抜きます。立体感を出したかったので口にも少し窪みをつけてみました。
やはりシンメトリーにするのは難しい…。
カットには消しゴムはんこにも使用しているデザインナイフを、
ヤスリには棒状のダイヤモンドヤスリと丸めた耐水の紙ヤスリ(#320・#1500)を使用しました。
②アイ作り
顔のバランスを取る為にメイクより先に瞳を用意します。
購入しても良かったのですが、より自分のイメージに合ったサイズにする為自作していきます。
アイ作りは様々な先駆者様を参考に、プラ板+レジン+樹脂粘土で作る事にしました。
プラ板に瞳を描き、トースターで縮ませたらレジンで角膜にあたる部分を立体的に。
白の樹脂粘土で白目部分を付け、最後にレジンで全体をコーティングしたら完成です。
ヘッドに収まるように後からカットしてしまったので形が歪ですが大目に見ていただけたら…。
③ヘッドのメイク
完成したアイを実際に合わせて見ながら、元のデカールを参考にメイクをしていきます。
メイクにはリキテックスとターナーのアクリル絵具を使用しました。
メイクの完成です。
モデルにしているキャラクターのイメージで、やんわりと青や紫を重ねた寒色系のメイクに仕上げてみました。
髪が乱れてしまったので、ニスコーティングはきちんとラップを巻き直してから行います。
④全てくっつける
完成したアイをグルーガンでヘッド内に取り付け、切った頭も元通り貼り付ければ…
完成です!
相変わらず髪のセットはまだですが、デカールの表情と比べると随分柔らかな印象になりました。
以前のクールビューティーとはまた違った少女感が出た気がします。
気になる点も幾つかありますが、特に気になるのが瞼が厚くなってしまった事。
小さいヘッドは見かけによらず厚みがあるのですが、切りすぎを恐れて瞼をしっかりと薄く出来ませんでした…
角度や光の加減で誤魔化すこともできますが、アイ自体をもう少し外側に寄せられると更に虹彩の色も綺麗に見せられそうです。
今回は後々調整し易いように、日常の撮影で問題無い程度の接着に留めたので、また少しずつ直していこうと思います。
そしてちゃんとした服も用意してあげたい!
【おまけこばなし】
いきなりのカットは不安だったので、使っていなかった同サイズのヘッドで先に練習をしておりました。
以前、試験的に顎を削り幼い輪郭になっていたので、合わせて目を大きく幼めの顔に。
口は少し歪んでしまいましたがこの子はこの子で可愛くできた気がするので、ウィッグと体も用意してあげたい…。
更にブログでの写真には登場していませんが、ボブヘアーの子も同じくアイホールヘッド化しております。
元々コレクター気質もあるので気を付けなくてはいけないドール沼…。