キャラフードが作りたい①〜アイスクリーム編〜
家でいつもより手の込んだものを作ってみたり、盛り付けに拘ってみたり
家にいながらカフェの気分を味わおうという『おうちカフェ』
朝や昼、おやつタイムなど、時間がある時たまに[それ風]な事をやってはこっそり楽しんでいました。
そんな中ふと目にしたとあるコラボカフェ。
可愛いメニューやノベルティ、限定グッズの数々は知っている作品なら勿論のこと、知らない作品でもなんだかワクワクしてしまう魅力があります。
折角おうちカフェ風を嗜むならば、コラボカフェのようなキャラフードが食べてみたい…。
そんな気持ちの赴くまま、ちょうどバレンタインシーズンの今だからこその充実した製菓コーナーも見かけ。
この機を逃す手はあるまい、と今回は検討していたキャラフードの中でも1番シンプルなデザートメニュー
【アイスクリーム】を作ってみました!
作ると言っても『手をかけすぎない』をモットーに、市販のアイスにトッピングするだけの簡単仕様です。
用意した材料はアイスとコーンカップ、顔を描く為のチョコペン。
それとくまの耳用にミニトリュフは少量だけレンチンで作ってみました。
温まったチョコペンをアイスに直接乗せると溶けてしまうので、顔は予めクッキングシートに描いて固めておきます。
たくさんの予備。
ディッシャーが無いので、ジェラート職人の気持ちになりながら丸い大さじスプーンでぐるぐると形を整えて。
カエルの目元も小さじスプーンでまるく。
最後に顔パーツを付ければ…
素朴でちょっと面白い、くまカエルアイスの完成です!
カエルのビールの泡にも見えそうな白い髭は、カロリーを気にせずたっぷりのホイップを絞りました。
その分アイスは少なめに、コーンフレークでカサ増しして作ってあるのでお腹にも優しく配慮。
即席コースターを添えてみたり。
【おまけこばなし】
実はアイスを作る前日、パフェにも挑戦しておりました。
みかんやブラウニーなども用意して、てんやわんやしながらやっと形になったその直後
ゴチャ…
慌てて起こしたものの、哀愁漂うこの姿…。
余す事なく美味しく頂きはしたのですが、この言いようの無い虚しさたるや。
数年前の冬の事。
雪だるまを作って出掛けた日の昼過ぎ、母から送られてきた写真を思い出してしまいました。
同じ哀愁と虚しさ、そして儚いこの感じ…。
かくくまキャラクター紹介
ここいらではお馴染み、悠々自適に過ごしている白くまと茶くまです。
(これはあることに使いたくて描いたけれど没になってしまったイラスト…)
このくま達をモチーフにしたブローチは、初期からの『かくくま雑貨』のアイテムのひとつ。
同時期に作ったフレークシールには『かくくま』とういう名前の由来にもなっているキャラクター達が揃っています。
とは言ったものの、今までそんな彼らを個々に紹介したことはなかったような気がします。
なのでこの活動を初めておよそ5年目にして、今回は改めて『かくくま雑貨』の主要キャラクターたちを簡単にご紹介!
- 白くま(しろくま)
表情豊かでよくにこにこしている元気な白いくま。
作ることが好きで色々作りたい。食いしん坊で色々食べたい。そんなマイペースくま。
白色のくまというだけで、北極にいるタイプのくまではない。
- 茶くま(ちゃくま)
仏頂面が多いクールな茶色いくま。
真面目そうだけどいたずらも楽しめるユーモラスさもある。好きな食べ物は甲殻類。
- 紳士なカエル
白い髭のカエルの紳士。
くま達の知り合いで、おやつを焼くとお裾分けしてくれる。
雨の日でも傘を差さないのは紳士だからかカエルだからか。
- 魔法使い
正体不明の魔法使い。
空に関するまじないが得意。
魔法の道具を扱うお店を営んでおり、くま達に店の手伝いをしてもらうことも多い。
そんなキャラクター達でした。
ついでにお馴染みくま達の立体の姿。
フェルトぬいの姿と、羊毛フェルトの姿のくま。
【おまけこばなし】
かくくま雑貨になるよりも前に存在していた白くま茶くま。
6年ほど前でしょうか…
羊毛フェルトで何か作りたいとデザインを考えていた時、迷走していたらくがきが、実は白くま茶くまの初代。
ここから今のくま達が生まれました。
…感慨深い…気がします。
因みにこちらが当時完成させたミニサイズくまでした^^
2週間越し新年のご挨拶
ご挨拶が随分遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます!
早いもので年が明けてからもう2週間…。
飾っていた鏡餅は鏡開きの際にぜんざいにしてしっかり戴きました。
鏡開きは一年を通して大好きなイベントの一つ。
この日に食べるぜんざいがなんだか特別な感じがして毎年この日はワクワクです。
時は少し遡り、お正月ののんびりくま
こんなのんびり〜な『かくくま雑貨』ではありますが、本年も何卒よろしくお願い致します!
ミニ鏡餅の飾り作り
2020年最後のブログ更新です。
クリスマスを終え、すっかりお正月ムードに移り変わったスーパーで見付けた越後製菓の『飾付お鏡もち ミニ』
何年も前から気になっていましたが、今年はくまハウスに飾ろう!と遂に購入しました。
大きいのも勿論良いのですが、この小さいサイズがまたなんだか魅力的。
車などに付けられるような吸盤付きの鏡餅ですが、早々にケースから出してしまったので裸ん坊です。
みかんなどのプリントがケースにしてあったので、裸にしてしまうとちょっと寂しい…。
なので、今回は簡単にこのミニ鏡餅に合わせた飾りを作ろうと思います。
- 鏡餅と言えばの【みかん】
本来は【橙】らしいのですが、馴染み深いので【みかん】で!
手近にあったので今回は『フリーリ』という樹脂粘土を使います。
買ってあった本物を参考にしながら元より少し薄めにオレンジに着色し、丸く成形します。乾いてしまう前に爪楊枝でつついて凹凸を表現。
ヘタは薄く伸ばした粘土か和紙を切り抜いて付けようと用意したのですが、思ったイメージにならなかったので急遽変更。
小さい粘土の粒をみかんの窪みに押し込み、また爪楊枝でつついて成形してみました。
理想の形!
粘土がしっかり乾燥したらアクリル絵の具で鮮やか過ぎたヘタの色を調整し、『タミヤカラー』のクリヤーレッド・レモンシロップ・クリヤーの3色を混ぜたアクリル塗料を重ね塗りしました。
アクリル塗料で充分艶も出て、自分用ということもありニス仕上げはサボって『みかん』完成!
多めに作ったのでお裾分け。
- 鏡餅を乗せる【三方】
適当に設計したものを厚紙で切り出し、木工用ボンドで組み立て、アクリル絵具のゴールドでざっくり着色して作成しました。
ボンドと塗料さえ乾燥すればあっという間に完成!
- 紙物部分の【四方紅】【御幣】【末広】
お恥ずかしながら今まで名前も知らずに飾っていたんだなあとしみじみ…。
この3種はiPadで描き、インクジェットプリンター用の和紙にまとめて印刷します。
其々切り抜き、【末広】は扇になるようジャバラ折りした後根本をゴールドのマスキングテープで留めました。
これら全てを組み合わせれば…
ミニ鏡餅の完成です!
想像以上に良い…!かわいいぞ…!
千両も小さく分けて生けてみました。
これで安心してくまハウスも新年を迎えることができそうです。
今年は世界的に劇的な年となってしまった中、皆様本当にお疲れ様でした。
そして今年も一年間『かくくま雑貨』ののんびり活動にお付き合いいただき誠に有難うございました。
2021年も引き続きお付き合いいただけますと幸いです!
今年もクリスマスカード描き
今回は来週末のクリスマスに向けて『2020年かくくま雑貨クリスマスカード』を描いていく工程をご紹介です。
昨年はSNS用のアイコンの副産物としてデジタルで描いたので今年は水彩で着色しました。
…と言っても、肝心の色を塗る段階は集中して描ききってしまったので写真などもなく、上のイラストが突然完成してしまうのですが、宜しければご覧ください。
最初にデジタルでイラストのイメージを描き出していきます。
今年のイメージは『プレゼントのフリをしてサンタさんのソリに紛れ込む白くま茶くま』です。
[1]奥行きを出したいなあとバランスを考えながら、どんなデザインのソリにするかのメモ書き。
[2] ベースとなるソリを描き
[3]プレゼントがたくさん乗った大きなソリにしたかったのでサンタさんを小さくし、プレゼントを描き込みました。
普段表情があまり顔に出ない茶くまも、ソリからの澄んだ寒空に思わず笑顔。
にっ
イメージが形になったので線をまとめます。
[4]重なりが多くごちゃごちゃした③の線を整え
[5]迷いからふわ〜っとしか描けていなかった部分などもあったのでしっかりと修正し、細部も描き込み線画として線をまとめました。
色塗りの際に目安になるよう大まかに色と完成形も今のうちに決めておきます。
プレゼントの色合わせに丸一日かけて悩み抜きましたが無事決定!
最終的には左上には文字を入れ、印刷時にできる白フチに馴染むようにアナログ風の白枠を付ける予定です。
ここでデジタルでの作業は一区切り。
全てデジタルで仕上げる時はこのまま彩色に入りますが、今回は水彩絵の具で着色をするので先程まとめた線画をプリンターで印刷してきます。
画用紙の大きさに合わせたので微妙なサイズ。
これを画用紙にトレースしていきましょう。
令和の時代に珍しいかもしれない、母から引き継いだででっかいトレース台を使います。
持ち歩きもできますと言わんばかりの取っ手が付いている、スーツケース程あるコンセント式のトレース台です。
中のライトは蛍光管。
長時間使っているとどんどん熱くなるので、休憩の目安にもなる優れもの。
普段カラフルにしてしまいがちなのですが、しっとりしたクリスマス感を出したかったので茶色をメインに、赤と緑で差し色を入れるような線画にしてみました。
ここからが着色作業です。
水張りをしたら…
全てをすっ飛ばしどーんと完成…!
着色の工程は一度だけフリートに投稿したあの写真のみでした…。
着色が終わったらここからは再びデジタル作業。
完成したイラストをスキャナーで読み込み、調整や文字入れなどをします。
読み込んだそのままだと彩度が落ち色味も変わってしまうので、なるべく元のイラストに近づけるように色味調整をしていきます。
あちらを立てればこちらが立たず…ここが着色の次に時間をかけている難所でもあります。
どうしても赤色が紅色っぽくなってしまうのは相も変わらず立ち塞がるRGBとCMYKの壁が問題のよう。
とはいえ赤色に合わせると、空の薄暗い寒空感が無くなってしまいそうだったので、1番近いこの色味で一旦決定。
最後に文字入れ、色味の最終調整を行えば…
『2020年かくくま雑貨クリスマスカード』完成です!
後日ネットプリントに登録予定ですので、機会がありましたら宜しければプリントしてお楽しみください!
【2020/12/20 追記】
文字を修正した完全版をネットプリント登録致しました。
左上がファミマ、右下がセブンで印刷したものです。
機会がありましたらどうぞ!
※ 個人の範囲内でお楽しみいただきますようお願い致します。
さくっとユーカリリース作りと経年変化
暖かさが戻ったと思ったら今度こそ一気に冷え込み師走に突入。
あれよあれよと言う間に2021年が目前です。
先日園芸店へ行った際、お買い得商品になっていたユーカリを発見しました。
今年の2月にも購入していましたが、スワッグで飾っている内に日光と蛍光灯ですっかり褪せたアンティークカラーになっていたので更新です。
少し時期外れですがしっかりした枝と綺麗な葉。
今回は枝別れの少ない真っ直ぐなユーカリだったので、2本だけ使ってさくっと簡単にリースにすることにしました。
太い部分をやんわり曲げたら麻紐で輪に結んで、もう1本を巻き付けるだけ。
さくっと完成!
こうして並べてみると色の変化が歴然です。
古い方は処分しようかと思っていましたが、枯れたアンティーク感もこれまた良い!
廃墟や古い感じも大好きで、色あせて劣化した洗濯バサミでも捨てるのを躊躇ってしまう私にはこれは暫くは捨てられそうもありません…。
因みに、1番右のリースも同じく2月に購入したミモザで作ったもの。
購入当時はこの鮮やかさだったものが…
落ち着いた山吹色を経て、今ではすっかりベニウコン色に。
3月に撮影した写真と近いアングルで撮ってみました。
春と冬の対比のような面白い色の変化。
上記のリースとは別に、購入して直ぐにドライフラワー用の乾燥剤で乾燥させたミモザも。
日の当たらない場所で保管していたこともあり、落ち着いてはいるもののこちらは華やかさが残っています。
これもいつかは深いアンティークカラーになるのかと思うとそれもワクワクです。
面白い経年変化の楽しみ^^
【おまけ】
お気付きでしょうか。
こっそりこっそり映り込んでいた白くま茶くま…。